文学部は英語で?英語表記と学位「学士(文学)」

英文の書類と辞書を前に万年筆を持つ手元と、文学部の英語表記を紹介する記事タイトル

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英文の履歴書や名刺、SNSのプロフィールに大学の学部を書こうとして、『文学部って英語で何て言うんだろう』と手が止まった方も多いですよね。

結論から言うと、文学部の英語表記に決まった一つの答えはありません。「Faculty of Letters」「School of Humanities」などがよく使われ、どれを使うかは大学ごとに決まっています。

この記事を読めば、自分の大学の文学部を英語でどう書けばいいかと、学位「学士(文学)」の英語の扱いが分かります。

目次

文学部は英語で何という?

先に結論

文学部の英語表記は大学ごとに違います。迷ったら、自分の大学の公式サイトの英語ページに書かれている表記をそのまま使うのがいちばん確実です。

文学部を英語にする時、よく使われる言葉は「Letters」「Humanities」「Arts」の3つです。

その前に「Faculty of」や「School of」を付けて、学部を表します。

実際に、国立大学の公式サイトではこんな表記が使われています(2026年10月時点の公式サイト掲載)。

大学・学部公式サイトの英語表記
東京大学 文学部Faculty of Letters
京都大学 文学部Faculty of Letters
大阪大学 文学部School of Letters
東北大学 文学部Faculty of Arts and Letters
名古屋大学 文学部School of Humanities

同じ「文学部」でも、大学によって英語表記がかなり違うことが分かりますよね。

人文学部の英語表記も見てみると

人文学部の英語表記も、大学ごとに違います。

大学・学部公式サイトの英語表記
富山大学 人文学部School of Humanities
信州大学 人文学部Faculty of Arts
新潟大学 人文学部Faculty of Humanities
三重大学 人文学部Faculty of Humanities, Law and Economics

三重大学の人文学部は、文化学科と法律経済学科を持つ学部です。英語表記にも、学部の中身が表れているんです。

人文学部と文学部の違いは、人文学部とは?文学部との違いで詳しく紹介しています。

Letters・Humanities・Arts、名前の違いはどこから?

この章のポイント

Lettersは「書かれた言葉・学問」、Humanitiesは「人間についての学問」、Artsは「教養や人文の学問」というニュアンスで使われます。どれも、文学作品だけでなく人文学全体を指す言葉として使われています。

『Literatureじゃないの?』と思った方もいるかもしれません。

実は、Literatureは「文学作品」そのものを指すことが多い言葉です。文学部は歴史や哲学、心理学なども含む学部なので、もっと広い意味の言葉が選ばれることが多いんです。

文学部ドットコムで、よく使われる言葉のニュアンスと、使われる場面をまとめてみました。

英語ニュアンスよく見かける場面
Letters書かれた言葉や学問を指す言い方文学部の正式な英語名
Humanities人間と文化を研究する学問(人文学)文学部・人文学部の英語名、研究科の名前
Arts教養や人文の学問。芸術の意味だけではない学部名、「Arts and Letters」の組み合わせ
Literature文学作品、文学研究学科や専攻の名前(英米文学など)
文学部の英語表記に使われるLetters・Humanities・Arts・Literatureの意味と使われる場面をまとめた図解

Faculty と School の違い

「Faculty of」と「School of」も、大学によって使い分けが違います。

どちらも日本語の「学部」にあたる言葉として使われていて、どちらが上ということはありません。

補足

大学の中には、学部と大学院(研究科)を合わせて一つの英語名で表している大学もあります。例えば東京大学は、文学部と大学院人文社会系研究科を並べた英語表記を公式サイトで使っています。

学科名の英語も大学ごとに違う

学部名だけでなく、学科名の英語も大学ごとに決められています。

例えば英米文学科なら、「English Literature」のような表記が使われることがあります。自分の学科の表記も、大学の英語ページで確かめてみてください。

英米文学科で何を学ぶのかは、英文学科・英米文学科とはで紹介しています。

履歴書・名刺・SNSでの文学部の英語表記の書き方

先に結論

正式な書類では大学が決めた英語表記をそのまま使い、SNSなどの気軽な場面では、相手に伝わる範囲で短くしても問題ないことが多いです。場面によって使い分けましょう。

文学部の英語表記を使う場面は、主に4つあります。場面ごとの書き方の目安を表にしました。

使う場面書き方の目安気をつけたいこと
英文の履歴書大学の公式な英語表記をそのまま書く自分で訳した表記を使わない
名刺大学の英語表記に合わせる学科名も公式の表記を確認する
学位の証明書大学が発行した書類の表記に合わせる履歴書と表記をそろえる
SNSのプロフィール伝わる範囲で短くしてもよい正式な書類には使わない
英文の履歴書・名刺・学位の証明書・SNSの4つの場面ごとに、文学部の英語表記の使い方をまとめた図解

英文の履歴書には、公式の表記を

英文の履歴書では、大学名と学部名を、大学の英語ページに書かれている通りに書きましょう。

例えば、こんなやり取りになることもあります。

「この Faculty of Letters というのは、どんな学部ですか?」
「文学や歴史、哲学など、人文学全般を学ぶ学部です」

面接で聞かれた時に、学部の中身を英語で一言説明できるようにしておくと安心ですよ。

学部の中身を英語で伝える一言

英語表記だけだと、相手に学部の中身が伝わりにくいこともあります。そんな時に使える、短い言い方の例です。

伝えたいこと英語の言い方の例
文学部で学んだI studied at the Faculty of Letters.
日本文学を専攻したI majored in Japanese literature.
歴史を専攻したI majored in history.
人文学全般を学ぶ学部It is a faculty for the humanities.

学部名は大学の公式表記に合わせ、専攻は自分の言葉で説明する。この組み合わせにすると、正確さと伝わりやすさを両立できます。

英語表記を書く前のチェック
  • 大学の公式サイトの英語ページで、学部名を確認した
  • 学科名や専攻名の英語表記も確認した
  • 卒業証明書など、大学の書類の表記とそろえた
  • 自分で訳した表記を混ぜていない

SNSでは「Lit」と略してもいい?

SNSのプロフィールで、文学部を短く「Lit」と書きたい、という方もいますよね。

SNSは気軽な場面なので、相手に伝わるなら大きな問題はないことが多いです。ただ、「Lit」は Literature の略として受け取られやすく、正式な表記ではない点は覚えておきましょう。

例えば、プロフィールを見た友達との間でこんなやり取りになることもあります。

「この Lit って、何の略?」
「文学部のことだよ。Literature の Lit」

気軽な場面なら、このくらいの伝わり方で十分ですよね。

よくある失敗

SNSで使っている略し方を、そのまま英文の履歴書や応募書類に書いてしまうことです。正式な書類では、大学が決めた英語表記に戻して書きましょう。

学位「学士(文学)」の英語と、その決まり方

先に結論

大学を卒業するともらえる学位は「学士」です。その後ろの(文学)のような専攻分野の名前は、法令で一つに決まっているわけではなく、各大学が決めています。

文学部を卒業すると、「学士(文学)」という学位を得る人が多いです。

ただ、『文学部なら、どの大学でも学士(文学)なの?』というと、そうとは限らないんです。

学位の名前は大学が決める

学位規則第10条では、学位を授与する時は「適切な専攻分野の名称を付記する」とだけ決められています。名前そのものは、各大学が定めます。

確認できた例学位の名前
大阪大学 文学部学士(文学)、英訳は Bachelor of Letters
國學院大學 文学部の5学科学士(文学)
山形大学 人文社会科学部学士(文学)もある

このように、文学部以外の学部で学士(文学)が出ることもあれば、同じ文学部でも学科によって違う名前になることもあります。

中央教育審議会の答申では、専攻分野の名前は、学問の動向や国際的に通用するかどうかに配慮して決めるよう求めています。

学士の英語表記も大学ごとに確認

学士(文学)の英語表記も、大学ごとに違うことがあります。大阪大学のように学位一覧で英訳を公開している大学もあります。

英文の履歴書に学位を書く時は、大学が発行する英文の証明書や、公式の学位一覧の表記に合わせましょう。

学位を英語で書く時のチェック
  • 卒業した大学の学位一覧で、学位の名前を確認した
  • 英文の卒業証明書など、大学の書類の表記と見比べた
  • 履歴書・名刺・プロフィールで表記がそろっている

大学によって学部や学科の英語名が違うのと同じで、学部の中身もそれぞれです。進学先を考えている方は、英語表記よりも「何を学べるか」で比べてみてください。気になる大学の資料を取り寄せると、学科の並びや学位の名前も一緒に確認できますよ。

進学情報サイト

気になる大学の資料を取り寄せて、学び方を比べてみる

なるには進学サイトは、大学・短大・専門学校・通信制大学などを学校の種類や分野から探せる進学情報サイトです。気になる学校の資料をまとめて無料で請求でき、オープンキャンパスの情報も確認できます。パンフレットを並べると、学科や専攻の分かれ方、学べる資格の違いが見比べやすくなります。

資料請求無料なるには進学サイトで大学を探す

(なるには進学サイトに移動します。掲載校や最新の内容はサイトで確認してください)

知恵袋でよくある文学部の英語の相談

ここでは、文学部の英語表記について、質問サイトでよく読まれている相談を、内容をまとめて紹介します。

「文学部をアルファベット一文字で書くなら L でいい?」

学部をアルファベット一文字で表したい、という相談です。

一文字の略し方には、全国で決まったルールはありません。大学によっては、学部をアルファベットで表す記号を学内で使っていることもあります。

自分の大学で使われている記号があれば、それに合わせるのがいちばん自然です。学内の書類や学生証などを見てみてください。

「名刺に大学と学部の英語を入れたい」

海外に行く機会があり、名刺に大学名と学部名を英語で入れたい、という相談です。

名刺は相手の手元に残るものなので、正式な英語表記を使いましょう。大学の英語ページで、大学名・学部名・学科名の3つを確認しておくと安心です。

『自分で訳した方が伝わりやすいかも』と思うかもしれません。でも、相手が大学を調べた時に表記が違うと、かえって混乱させてしまうことがあるんです。

「文学部の入試の英語は、どう対策すればいい?」

「文学部 英語」で調べる方の中には、入試の英語が気になっている受験生も多いですよね。

文学部の入試で英語がどんな形で出るかは、大学や入試方式によって違います。まずは志望校の最新の募集要項で、英語の試験があるか、外部の英語検定を使えるかを確かめてみてください。

文学部では入学後も英語の文献を読む機会が多いので、入試のためだけでなく、長文をじっくり読む練習を続けておくと役に立ちます。入試科目の全体像は文学部の入試科目で紹介しています。

よくある質問

文学部の英語は Faculty of Letters で合っていますか?

多くの大学で使われている表記の一つですが、大学によっては School of Humanities など別の表記を使っています。自分の大学の公式な英語表記を確認してください。

文学部の英語表記に Literature を使ってもいいですか?

Literature は文学作品や文学研究を指すことが多く、歴史や哲学も含む学部名としてはあまり使われません。正式な場面では大学の公式な表記を使いましょう。

文学部の学士は英語で何と書きますか?

大阪大学では学士(文学)の英訳を Bachelor of Letters としています。ただし大学ごとに違うことがあるので、英文の証明書や公式の学位一覧で確認してください。

文学部を卒業すると、どこでも学士(文学)になりますか?

そうとは限りません。学位の専攻分野の名前は各大学が決めるので、大学や学科によって違うことがあります。

まとめ

この記事の要点
  • 文学部の英語表記は大学ごとに違い、Faculty of Letters や School of Humanities などがある
  • Letters・Humanities・Arts は人文学全体、Literature は文学作品を指すことが多い
  • 英文の履歴書や名刺では、大学の公式な英語表記をそのまま使う
  • 学位の専攻分野の名前は大学が決めるので、文学部でも学士(文学)とは限らない
文学部ドットコム

文学部ドットコム 編集部

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