文学部の学費はいくら?4年間の目安と調べ方

机の上の大学パンフレットと電卓とノートと、文学部の学費の目安を紹介する記事タイトル

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文学部に行きたい気持ちは固まってきたけれど、『4年間でいくらかかるんだろう』と気になっている高校生や保護者の方は多いですよね。

結論から言うと、文学部の学費は「入学料」「授業料」「施設費など」「教材・資格課程」の4つに分けて考えると見通しが立ちます。国の調査では、私立大学の文科系学部の初年度の平均(令和7年度入学者)は1,212,235円です。

この記事では、公的な平均額・標準額から4年間の目安を計算する方法と、志望校の学費の確かめ方を紹介します。

目次

文学部の学費は4つに分けて考える

先に結論

学費の総額だけを見ると、大学ごとの違いが分かりにくくなります。入学の時に1回だけ払うお金と、毎年払うお金を分けて考えるのがコツです。

『学費の表を見ても、項目が多くてよく分からない』という方も多いはずです。まずは、文学部の学費を次の4つに分けてみましょう。

分け方払うタイミング中身の例
入学料入学の時に1回入学手続きの時に納めるお金
授業料毎年授業を受けるための基本のお金
施設費など毎年のことが多い施設設備費など、大学によって名前が違う
教材・資格課程必要な時に本や資料代、教職課程などの履修にかかる費用

最初の3つは、大学の学費ページにほぼ載っています。4つ目の「教材・資格課程」は見落としやすいので、後でくわしく紹介します。

文学部の学費を入学料・授業料・施設費など・教材と資格課程の4つに分け、払うタイミングを並べた図解

私立大学の文学部の学費の目安

ここが大事

国の調査では、私立大学の文科系学部の初年度の平均は1,212,235円です。文学部だけの平均ではなく、文科系の学部全体の平均である点に気をつけましょう。

文部科学省の「私立大学等の令和7年度入学者に係る学生納付金等調査結果」では、学部の系統ごとに平均額が出ています。入学定員で重みをつけた平均です。

項目(令和7年度入学者の平均)私立大学の文科系学部
授業料850,392円
入学料219,951円
施設設備費141,892円
3項目の合計1,212,235円

文科系学部の合計は、前回の令和5年度の調査と比べて1.5%上がっています。

この調査には、文学部だけの平均は出ていません。法学部や経済学部なども含めた「文科系学部」の平均なので、あくまで目安として見てください。

補足

同じ調査の、学部の系統を分けない私立大学全体の平均は、授業料968,069円、入学料240,365円、施設設備費172,550円です。文科系学部の平均とは別の値なので、混ぜて計算しないようにしましょう。

4年間でいくら?平均額から計算してみる

4年間の目安は、入学料を1回、授業料と施設設備費を4年分として計算できます。文科系学部の平均額で計算すると、次のとおりです。

4年間の目安の計算(私立・文科系学部の平均額)
  1. 授業料と施設設備費を足す:850,392円+141,892円=992,284円
  2. それを4年分にする:992,284円×4=3,969,136円
  3. 入学料を足す:3,969,136円+219,951円=4,189,087円

約419万円が、平均額から計算した4年間の目安です。ただし、2年目以降の施設設備費は大学によって金額が変わることがあります。実際の額は、志望校の学費ページで確かめてみてください。

国立大学の文学部の学費の目安

先に結論

国立大学の学費は、省令で「標準額」が決まっています。ただし大学ごとに一定の範囲で引き上げることができるので、どの国立大学も同じ額とは限りません。

「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令」では、学部の標準額を次のように定めています。

項目(国立大学の学部の標準額)昼間の学部夜間の学部
授業料(年額)535,800円267,900円
入学料282,000円141,000円
検定料17,000円10,000円

標準額で4年間を計算すると、入学料282,000円に授業料535,800円の4年分を足して、2,425,200円です。これも標準額からの計算値なので、実際には志望校の公式の額を使ってください。

実際に授業料を改定した国立大学もあります。『国立だからどこも同じ』と思い込まず、大学ごとに確かめておきましょう。

国公立の文学部の選び方は、国公立大学の文学部|おすすめの選び方と入試の特徴で紹介しています。

見落としやすい「教材・資格課程」の費用

先に結論

学費の表に載らないお金もあります。本や資料の代金、教職課程などの履修にかかる費用は、学費とは別に考えておきましょう。

文学部は、本や資料を読むことが多い学部です。授業で使う本を買うお金は、学費の表には入っていませんよね。

また、教員免許や学芸員、司書などの資格課程を取る場合、大学によっては課程の履修に別の費用がかかることがあります。金額は大学ごとに違うので、学費ページの「その他の費用」や資格課程の案内を見てみてください。

学費の表以外に確かめておきたいこと
  • 資格課程を取る時の追加の費用があるか
  • 実習や研修でかかる交通費などの目安
  • 留学プログラムの費用と、学費の扱い
  • 2年目以降に学費の額が変わるか

『教科書代くらいなら、たいしたことないよね』と思うかもしれません。ただ、専門の授業が増える3・4年生では、卒業論文のために資料を集めることもあります。

毎月少しずつ本代を見込んでおくと、あとで慌てずに済みますよ。

取れる資格の種類は、文学部で取れる資格|教員免許・学芸員・司書で紹介しています。

志望校の学費と奨学金の調べ方

先に結論

大学ごとの学費は、公式サイトの「学費」「納付金」のページか、入試ガイドの中に載っています。4年間の総額を自分で計算すると、大学どうしを比べやすくなります。

慶應義塾大学や立教大学、学習院大学の文学部の学費を4年間で知りたい時も、調べ方は同じです。各大学の公式サイトで、学部ごとの納付金の表を探してみてください。

志望校の学費を確かめる手順
  1. 大学の公式サイトで「学費」「納付金」のページを開く
  2. 文学部の入学料・授業料・施設費などを書き出す
  3. 2年目以降の金額が違うかを確かめる
  4. 4年間の合計を自分で計算する
  5. 奨学金や減免の制度のページも合わせて見る
志望校の文学部の学費を公式サイトで確かめ、4年間の合計を計算するまでの手順を並べた図解

比べる時は1枚の表にまとめる

候補の大学が2〜3校になったら、学費を1枚の表にまとめてみてください。項目をそろえて書くだけで、どこに差があるのかがすぐ分かります。

項目A大学 文学部B大学 文学部C大学 文学部
入学料
1年目の授業料・施設費など
2年目以降の授業料・施設費など(1年分)
資格課程などの追加の費用
4年間の合計(自分で計算)
使えそうな奨学金

家族で話す時も、この表があると話が早いですよ。

「B大学は入学料が高いけど、2年目からは少し下がるんだね」
「資格課程の費用も入れると、どっちが近いか見ておこう」

こんなふうに、数字を指さしながら話せるようになります。

なお、日本大学には「文学部」という名前の学部はありません。日大の文学系の学科は文理学部にあるので、日大の文学部の学費を調べる時は、文理学部の学費を見てみてください。

奨学金は大学のページと国の制度の両方を見る

中央大学の文学部の奨学金のように、大学独自の奨学金を知りたい時は、その大学の公式サイトの奨学金のページを見るのが確実です。

大学独自の奨学金と、国などの制度による奨学金では、申し込みの時期も条件も違います。入学前に申し込むものもあるので、早めに確かめておくと安心ですよ。

文学部の学費でよくある相談

先に結論

学費の相談は、「4年間の計算の仕方」と「学費が見つからない」の2つに集まります。どちらも、大学の公式の資料で解決できます。

相談1 初年度の学費から4年間の総額を計算したい

私立大学の文学部の初年度の学費は分かったけれど、4年間でいくらになるか計算したい、という相談がよくあります。

初年度の学費には、1回だけ払う入学料が入っています。4年間の総額は「初年度の学費+2年目以降の学費×3」で計算してみてください。2年目以降の額は、学費ページの表で分けて書かれていることが多いです。

相談2 学費がどこにも書いていない

『志望校の文学部の学費を調べたのに、どこにも見つからない』という相談もあります。

学費は「入学案内」「入試情報」「学生生活」などのページの中に載っていることがあります。見つからない時は、入試ガイドや大学案内のパンフレットを取り寄せるのが近道です。

相談3 奨学金のことを家族で話し合いたい

文学部に進みたい家族の奨学金について知りたい、という保護者からの相談もあります。

まずは志望校の奨学金のページで、給付と貸与の違い、申し込みの時期を確かめてみてください。「入学前に予約できる奨学金があるか」を聞いておくと、家族の話し合いが進みやすくなります。

相談4 志望校の学費は高い方?安い方?

『この大学の文学部の学費は、私立の中で高い方なの?』という相談も多く見られます。

比べる物差しとして使えるのが、先ほどの国の調査の平均額です。志望校の初年度の授業料・入学料・施設設備費を足して、文科系学部の平均1,212,235円と並べてみてください。

ただ、平均より高いか安いかだけで良し悪しは決まりません。少人数の演習の多さや、取れる資格の種類も合わせて見ておきたいところです。

学費は大学の資料を並べて比べる

先に結論

学費は、大学ごとの資料を並べてみると違いがはっきりします。学費だけでなく、学べる専攻や資格も一緒に比べると、納得して選べます。

『学費の高い安いだけで決めていいのかな』と迷う方もいるはずです。

大学のパンフレットや入試ガイドには、学費と一緒に学科の分け方や取れる資格も載っています。並べて見比べると、同じ学費でも学べることの違いが見えてきますよ。

もちろん、比べた結果、通信教育課程や別の学部を選ぶのも一つの答えです。

進学情報サイト

気になる大学の資料を取り寄せて、学び方を比べてみる

なるには進学サイトは、大学・短大・専門学校・通信制大学などを学校の種類や分野から探せる進学情報サイトです。気になる学校の資料をまとめて無料で請求でき、オープンキャンパスの情報も確認できます。パンフレットを並べると、学科や専攻の分かれ方、学べる資格の違いが見比べやすくなります。

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(なるには進学サイトに移動します。掲載校や最新の内容はサイトで確認してください)

働きながら学ぶ道を考える方は、通信制大学の文学部|働きながら学ぶ選び方も参考にしてみてください。私立の文学部の選び方は、私立大学の文学部|おすすめの選び方と入試方式で紹介しています。

よくある質問

文学部の学費は理系の学部より安いですか?

国の調査では、私立大学の文科系学部の初年度の平均は1,212,235円、理科系学部は1,602,053円です。どちらも学部全体の平均なので、志望校の実際の額で比べてみてください。

私立大学の文学部の学費は4年間でいくらくらいですか?

令和7年度入学者の文科系学部の平均額で計算すると、約419万円です。これは平均額からの計算値なので、実際の額は大学ごとの学費ページで確かめましょう。

国立大学の文学部の学費はどこも同じですか?

省令で授業料の標準額は年535,800円と決まっていますが、大学ごとに一定の範囲で引き上げることができます。実際に改定した大学もあるので、志望校の公式の額を確認してください。

夜間の学部だと学費は変わりますか?

国立大学の場合、省令の標準額では夜間の学部の授業料は年267,900円、入学料は141,000円と、昼間の学部より低く決まっています。私立大学の夜間の課程は大学ごとに違うので、公式の学費ページで確かめてください。

資格を取るとお金はかかりますか?

大学によっては、教職課程などの資格課程を取る時に別の費用がかかることがあります。学費ページの「その他の費用」や資格課程の案内を見てみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 文学部の学費は「入学料」「授業料」「施設費など」「教材・資格課程」の4つに分けて考える
  • 私立大学の文科系学部の初年度の平均は1,212,235円(令和7年度入学者)で、文学部だけの平均ではない
  • 国立大学の授業料は標準額が年535,800円だが、大学ごとに引き上げられることがある
  • 4年間の目安は、入学料1回分と毎年の学費4年分で自分で計算できる
  • 学費と奨学金は、志望校の公式サイトや資料で確かめる
文学部ドットコム

文学部ドットコム 編集部

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